?『キャッツ』のビデオ化(1998年)の成功を受け、アンドリュー・ロイド=ウェバーによる大ヒットミュージカルがまたひとつ映像化された。『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』の映像化は賢い選択といえよう。今回初めて映像化されたノーカット版78分はちょうどよい長さで、北米中を巡業した1800回を超す公演に引き続き、往年のティーンエイジャーのアイドル、ダニー・オズモンドが主役を演じており、彼の魅力にあふれた作品になっている。監督はビデオ版『キャッツ』も監督したデヴィッド・マレット。共同監督スティーヴン・ピムロット演出の1991年版ロンドン公演をもとにして新たに上演されたステージが撮影されているが、マレット監督はライブ・パフォーマンスの記録というよりひとつの独立した映画を制作しようとしており、舞台装置はそのままで、カメラワークに物を言わせて映画らしさを出している。 ロイド=ウェバーが作詞家のティム・ライスと初めて組んだこのミュージカルは、もともと学芸会向けのカンタータ(声楽曲)として1968年に作られた。そのためこの映画も児童の前で催される劇中劇の形式を取っており、観客の拍手が入り、児童が歌い、教師が演じるという構成になっている。旧約聖書の物語「ヨセフと様々な色のコート」に華やかさと活気を吹きこんだ台本を強力なキャストが演じ、ラスベガスのショーのような派手な展開に加え、「Any Dream Will Do」「Close Every Door」乗りのいい「Go, Go, Joseph」など覚えやすくていろいろなジャンルにわたる歌が披露され、音楽もカントリー調、カリプソ調、プレスリー調と多岐にわたっている。オズモンドは力強い歌声と魅力的な役作りでヨセフを完璧に演じ、ロンドン演劇界のベテラン、マリア・フリードマンがナレーターの大役を好演している。リチャード・アッテンボロー(少しだけ歌っている)がヤコブ役で登場し、ジョーン・コリンズが歌の出番はないものの数場面でカメオ出演している。 確かに革新的なミュージカルとはいえないが、子ども向けのお芝居として観れば(胸にこたえる場面もあるとはいえ)たわいのない楽しいひとときを過ごせる作品である。とはいえ、きわどい場面や衣装もあるので、子どもに見せる際には慎重な判断が求められるという点を保護者は留意していただきたい。(David Horiuchi, Amazon.com)
ダニー・オズモンドが素晴らしい!
初めて見た日から、とりこになりました。アンドリュー・ロイド・ウエバーの音楽は勿論のこと、ティム・ライスの歌詞も素晴らしいと思います。カラフルで変化に富んだ舞台を無理なく映像化してあるので、飽きることがありません。作品自体も素晴らしいですが、ダニーが主演したことでさらに魅力が増したのだと思います。無邪気な少年時代から、苦労の末につかんだ幸福まで、その素晴らしい声で歌い上げ、感動を誘います。このミュージカルは代々アイドル系の歌手が演じるようですが、いろいろ経験した元アイドルのダニーが演じると、作品に一層の深みがましたような気がします。この作品を見て(聞いて)以来、ダニー・オズモンドの熱狂的なファンになりました。
とことん楽しくなれるショー
「オペラ座の怪人」などで知られる、イギリスの演出家・アンドリューロイドウェバー氏の作品。下敷きは聖書の中の1エピソード。それをかなりフランクに、ファンキー(笑)に、子供に説明する、という視線で台本がつくられています。(ちょっと衣装が・・・子供むけではない部分もあります。)私はオーストラリアで、この舞台を観ました。 他の舞台が観たかったもののそのチケットがなくて、じゃあこれでも・・といった感じで出かけたのですが、ウレシイ裏切り!ものすごく楽しい舞台でした。 その作品のDVD。どんなもんだろう、と好奇心で買いました。 舞台を多少ビデオ用に演出し直してあるのかと思いきや、「多少」ではなく、「かなり」でした。 ストーリーは一緒ですが、画面で観られることを考えて、舞台ではあり得ない動きとか、最後にびっくり!の「お楽しみ」にも笑わされてしまいました。 出演者、ロイドウェバー氏のインタビューや、撮りの様子、作品を学芸会などで発表したこどもたちの発表風景まで、付録ももりだくさん。 今でもふと取り出して観はじめ、気が付くとついつい最後まで観てしまっているDVDの一つです。
まさにドリームコートのようなきらめく映像と歌
〜 十数年前、ロンドンで時間が空いた時に何気なく観たミュージカル。 当時、「キャッツ」「レ・ミゼラブル」「オペラ座の怪人」「ミスサイゴン」といった大作がひしめくウエストエンドで、ちょっとしたきらめく宝を見つけたような気分になったミュージカルです。ウェバーが、自分の子どもの学芸会のために作ったというだけあって、とにかく親しみやすい〜〜曲ばかり。ロックあり、カリプソあり、カントリーあり。まさに、テクニカラー・ドリームコートのような曲の数々です。劇場を出てからも曲が頭から離れませんでした。 今回の映像化では、実写映画のようなつくりではなく、舞台で演じられたことを再現する形で映像化されており、ステージそのものを観ていなくても、ステージのイメージがわいてくると思い〜〜ます。映像もこれまたテクニカラーのごとく、鮮やかな映像で楽しませてもらえます。 話そのものは、聖書の中の話が題材となっているので、なじみにくい物かもしれませんし、話そのものも単純なお話です。しかし、そこは音楽と映像が十分カバーしてくれると思います。ウェバーのファンならもちろん必携の一つでしょう。ファンならずとも、楽しめる一枚だ〜〜と思います。〜
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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